◆厚生常任副委員長(佐久間昭君) 〔登壇〕
斉藤委員長が病気療養のため委員会当日欠席されましたので、私が
委員長職務を代行して審査を進めました。したがって、私から
厚生常任委員会における審査の経過と結果について御報告申し上げます。 委員会は、18日の午前10時過ぎより病気のため欠席した委員長、菅野委員を除く6名の
出席委員と
所管部課長の出席を得て開催し、議案に関する諸資料をも参照しながら慎重に進めた結果、1日間で
委員会審査を終了したのであります。 まず、議案第5
号いわき市こどもの村条例の改正につきましては、こどもの村に交通公園が完成されたことに伴う条例の改正でありますので、異議なく原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第6号、第7号、第13号については、国保事業に関する案件から一括審査したのでありますが、まず議案第6
号いわき市
国民健康保険条例の改正については、助産費を国の施策と合わせ、4万円から6万円に改正するための
条例改正であり、これは10月からの施行であります。 さらに、第7
号いわき市
国民健康保険税条例の改正及び第13号昭和52年度いわき市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についてでありますが、本案の改正趣旨なるものは
地方税法の改正によるものであり、すなわち
擬制世帯主にかかる課税の廃止、
課税限度額の改正、
月割り課税の全面実施及び基礎控除の引き上げによる改正、
軽減対象世帯の基準となる加算額の改正、さらにまた52年度の医療費が前年度に比較して16.5%の伸びが見込まれることから、国庫支出金等可能な限り収入を見込んでも、なお3億2,800 万円の不足を生ずるために税率を、所得割額を 100分の 6.9に、被
保険者均等割額を 6,440円に、
世帯別平等割額を8,200 円等に改正しようとするものであり、かつまた、国保事業の健全運営に対処しようとするための補正でありますが、13号議案で国保税の徴収率は93%の目標でありながら
滞納繰越分が相当額にのぼっている。当局の
国保税収納に対する努力については、これまでも何回か説明を受けてきており、
徴収率アップの困難さは認めつつも、このままであるとすればますます国保会計は窮地に追い込まれるのは必然であるので、これが原因究明に当たられつつこれを克服するとともに、約 3,000万なにがしの超過負担があることにかんがみるとき、結果的にそのあおりが被保険者の保険税にはね返える恐れもなしとしないことから、国庫支出金等適正な配当を国に対し要求し、さらに市当局の十分な財政措置を講じられたい。受診率と保険税は相関関係にあることから、この受診率を低下させる対策を打ち出して、できるだけ被保険者の負担の軽減を図るため、市政全体が強力にバックアップされたい等々の要望を申し添えながら、議案第6号、第7号、第13号の3件は原案どおり可決すべきものと決したのであります。 次に、議案第12号昭和52年度いわき市
一般会計補正予算(第2号)中の当
委員会所管分及び議案第22
号財産取得について、並びに議案第34
号工事請負契約については、山田不然
物埋め立て処分地の整備に要する補正及び同処分地の財産の取得、そして
造成工事請負契約についてでありまして、いずれも原案どおり可決すべきものと決しました。 次に、請願でありますが、請願第9号身障者が運転する自動車に消費する
ガソリン税に相当する額の
市費負担願いについて、請願第11
号平窪地区の
保育所設置について、請願第13
号脊髄損傷者並びに重度身体生涯者の
身障者用リフト付自動車利用料金の助成について、請願第14
号人工透析患者の
福祉手当支給について、以上4件の請願は、なお検討を要することとして、
継続審査とすべきことに決しました。 以上をもって報告を終わります。
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△
経済常任委員長報告
○議長(橋本勲君)
経済常任委員会副委員長 磯上久美君。
◆経済常任副委員長(磯上久美君) 〔登壇〕
経済常任委員会の御報告を申し上げます
。 委員長が所用のため副委員長の私がかわって御報告を申し上げます。当委員会に付託になりました案件は14件であります。委員会は18日、20日の両日にわたり第五委員会室において、橋本助役以下
関係部課長の出席のもとに慎重に審査をいたしましたので、その経過と結果について議案順に御報告をいたします。 まず、議案第8
号いわき市
林業研修センター条例の制定であります。本案は、
林業構造改善事業の一環として、林業振興の目的で
林業研修センターを建設中でありますが、それに伴い
設置管理運営について条例を制定し、森林組合に管理運営を委託しようとするものであります。 特に審査中、委員より委託の問題について、また実際の運営において赤字になった場合の考え方について質疑がなされました。これに対して当局から、委託については
林構審議会の議を経て、最終的に森林組合に管理運営を委託した方が好ましいという結論に達し委託をお願いしたが、組合の方に取り付け道路や駐車場などの
環境衛生等の設備を充実されたいとの希望があり、受託に若干の難色を示しておりましたが、希望に沿うことに合意点が得られ、受託の確認を改めて得ました。また、実際の運営において、どうしても森林組合において賄い切れない経費が出てくれば、当然市の施設であるので応分の助成をしなければならない旨の答弁を了とし本案について原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第9
号いわき市
中央卸売市場業務条例の改正について。本案は、3月議会に議決を見た業務条例において、卸売業者が出荷者から収受する
委託手数料を定めておりますが、そのうち鳥卵などのように、物によっては条例の定率以下にしなければ集荷が困難な状態が予想されるものもあるので、上限を定め、条例の定率以内において規則に定め、
委託手数料を安くするという内容であり、委員会は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第12号昭和52年度いわき市
一般会計補正予算のうち当
委員会付託分についてであります。特に、
観光公社設立費における審査中、関連する施設である塩屋埼荘の取り扱いについて行く行くは公社へ移行するのか、さらに確認を求める質疑がなされましたが、塩屋埼荘の取り扱いは職員の勤務条件の変更につながるので、今後十分慎重に検討していきたい。また、今回の観光公社の実際の運営を十分に見きわめた上で慎重に取り扱っていきたい、との当局の答弁を了としました。 さらには、松くい虫の防除に関して、その実施に当たっては問題がないのか、との質疑がなされましたが、人畜無害の薬剤を使用し、
関係部落等ヘチラシを配り、広報車により必要性、重要性をPRして被害のないよう万全を期したい旨の答弁を了とし、本案について異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に、議案第14号昭和52年度いわき市
中央卸売市場事業特別会計補正予算についてであります。本案は、開場がおくれたことにより、4月以降開場までの期間に必要な準備経費として
補正計上した内容であり、必要妥当な措置と認め、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に議案第15号、第16号、第17号、第18号の4件は磐崎・沢渡・田人・川前財産区のそれぞれの特別会計の
補正予算であります。本案は、議案第2号である、いわき市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例等の改正により、それぞれの財産区の委員報酬の改正に伴う
補正計上であり、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 次に議案第19号あらたに生じた土地の確認及び議案第20号字の区域の変更についての以上2件は、小名浜港整備により生じた
泉町下川字大剣地内の
公有水面埋め立て地について確認をし、また泉町下川の字の区域へ編入するものであり、委員会は異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第24号財産処分についてであります。本案は、沢渡財産区の所有地を東京電力開閉所用地に処分するものであり、特段異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 議案第45号公有水面の埋め立てについては、久之浜漁港区域内の公有水面を埋め立てるものであり、本案についても、異議なく原案のとおり可決すべきものと決しました。 続いて議案第46
号専決処分の承認を求めることについてのうち、専決第30号昭和51年度いわき市
一般会計補正予算の当
委員会付託分については、市債の変更によるやむを得ない措置と認め、原案のとおり承認することに決しました。 次に、専決第6号、第7号、第8号、第9号の4件は、平競輪場に係わる投票業務の機械化に伴う本体工事及び電気設備工事などを変更するため、メーンスタンドの増改築工事、電気設備工事、空調設備工事、走路改修工事の請負契約をそれぞれ変更するものであり、委員会はこの種工事の変更は今回のみに限る旨の意見を付し、やむを得ないものと認め、原案のとおり承認することに決しました。 次に、専決第10号昭和52年度いわき市
一般会計補正予算についてであります。本案は、中型サケ・マス流し網漁業特別対策資金として貸し付ける内容であり、緊急やむを得ない措置と認め、原案のとおり承認すべきものと決しました。 最後に、追加議案の第47号昭和52年度いわき市
一般会計補正予算であります。本案は、北洋漁業関連中小企業へ特別緊急触資をするための予算措置であり、必要妥当な措置と認め、原案のとおり異議なく可決すべきものと決した次第であります。 以上をもちまして
経済常任委員会の報告を終わります。
○議長(橋本勲君) 以上で各委員長の報告は終了いたしました。 この際、特に発言の通告がなければ会議を続行いたしたいと思いますが、通告はありませんか--会議を続行いたします。 これより質疑及び討論に入りますが、通告がありませんので、質疑及び討論を終結いたします。
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△採決
○議長(橋本勲君) 直ちに採決いたします。 議案第23号を除き、議案第1
号いわき市職員の休日及び有給休暇に関する条例の改正についてから議案第47号昭和52年度いわき市
一般会計補正予算(第3号)まで、以上46件を一括して採決いたします。各案に対する委員長の報告は可決あるいは承認とすべきものであります。 各案を
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本勲君) 御異議なしと認めます。よって、各案は原案のとおり可決あるいは承認と決しました。 次に、議案第23号を採決するに当たり、この際、地方自治法第117条の規定により、大平多太男君、伊東達也君、蒲生伸吾君、渡辺多重君、渡辺君、菅波大十一君、小林周喜君、以上7君の退席を求めます。 〔4番大平多太男君、7番伊東達也君、20番蒲生伸吾君、30番渡辺多重君、40番渡辺君、46番菅波大十一君、48番小林周喜君 退席〕
○議長(橋本勲君) 議案第23号財産処分についてを採決いたします。本案に対する
委員長報告は可決であります。 本案は
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本勲君) 御異議なしと認めます。よって、議案第23号は原案のとおり可決いたしました。 〔4番大平多太男君、7番伊東達也君、20番蒲生伸吾君、46番菅波大十一君 入場〕
○議長(橋本勲君) 次に、請願第6号を除く各請願について一括採決いたします。 各請願をそれぞれ
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本勲君) 御異議なしと認め、そのように決しました。 なお、
継続審査と決しました請願については、当該委員会の閉会中の審査として付託いたします。 次に、請願第6号を採決するに当たり、この際、地方自治法第117条の規定により、白土和男君、星 昭光君の退席を求めます。 〔21番白土和男君、43番星昭光君 退席〕
○議長(橋本勲君) 請願第6
号私立幼稚園への助成についてのうち、第1項及び第3項について採決いたします。 本請願は
委員長報告のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本勲君) 御異議なしと認めます。よって、請願第6号のうち第1項及び第3項は採択と決しました。 〔21番白土和男君、43番星昭光君 入場〕
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△日程第3 議案第48
号~議案第50号一括上程
○議長(橋本勲君) 日程第3、市長より追加提出の議案第48号から議案第50号までの3件を一括議題といたします。 〔議案は別冊参照〕
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△市長提案理由説明
○議長(橋本勲君) 提出者より提案理由の説明を求めます。田畑市長。
◎市長(田畑金光君) 〔登壇〕ただいま追加提案いたしました議案3件につきまして、その提案理由を御説明申し上げます。 議案第48号固定資産評価員選任の同意を求めることにつきましては、固定資産を適正に評価し、市が行う価格の決定を補助させるため、
地方税法 404条の規定に基づき固定資産評価員を設置しておりますが、今回は杉山保久の後任として、岡田清を選任するものであります。 議案第49号山田財産区管理委員選任の同意を求めることにつきましては、7名の委員のうち1名が6月30日をもって任期澗了となりますので、大平精氏を選任するものであります。 議案第50号沢渡財産区管理委員選任の同意を求めることにつきましては、前議案と同様、7名のうち1名が6月30日をもって任期満了となりますので、阿部義高氏を選任するものであります。 いずれの方々も、議案経歴記載のとおり、適任者であると考えますので、よろしく御審議の上、御同意くださるようお願い申し上げます。
○議長(橋本勲君) 以上で提案理由の説明は終了いたしました。
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△採決
○議長(橋本勲君) お諮りいたします。ただいま上程の各案を直ちに採決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本勲君) 御異議なしと認め、採決いたします。 まず、議案第48号固定資産評価員選任の同意を求めることについて採決いたします。 本案は岡田清君に同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本勲君) 御異議なしと認めます。よって、岡田清君に同意することに決しました。 次に、議案第49号山田財産区管理委員選任の同意を求めることについて採決いたします。 本案は大平精君に同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本勲君) 御異議なしと認めます。よって、大平精君に同意することに決しました。 次に、議案第50号沢渡財産区管理委員選任の同意を求めることについて採決いたします。 本案は阿部義高君に同意することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本勲君) 御異議なしと認めます。よって、阿部義高君に同意することに決しました。
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△日程第4 意見書案第1
号~意見書案第2号一括上程
○議長(橋本勲君) 日程第4、議員提出の意見書案第1号及び意見書案第2号を一括議題といたします。
--------------------------------意見書案第1号 学校災害補償制度の確立に関する意見書の提出について 地方自治法第99条第2項の規定による別紙意見書を、会議規則第14条により提出する。 昭和52年6月22日提出 提出者 いわき市議会議員 白土和男 賛成者 いわき市議会議員 渡辺多重 〃 久田 正 〃 間宮俊彦 〃 矢吹 康 〃 四家啓助 〃 小林周喜 〃 佐久間昭 〃 鈴木勝夫 〃 鈴木正平 〃 安藤正則 〃 佐川吉平 〃 伊東達也
-------------------------------- 学校災害補償制度の確立に関する意見書 最近、学校教育での児童・生徒の事故が増加しています。ところが、現行学校安全会法ではその補償がきわめて不十分なため、保護者による損害賠償訴訟に発展するケースもあり、学校父母間の相互不信感を生んだり、現場の教育活動が消極的になる要因ともなっています。 したがって、被災児童・生徒の万全の救済と教職員の不測の事故の責任問題が解決されるなら、現場教職員と児童の教育活動は伸び伸びしたものになります。そのため現行災害共済給付制度を抜本的に改め、無過失責任主義に基づく補償、被災者の救済に十分な補償額、必要経費の保護者負担をなくすなどを盛り込んだ適切な措置をとられるよう強く要望します。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。 昭和52年6月22日 内閣総理大臣 福田赳夫 殿 文部大臣 海部俊樹 殿 いわき市議会議長 橋本勲
--------------------------------意見書案第2号 「超過米」の全量買い上げについての意見書の提出について 地方目治法第99条第2項の規定による別紙意見書を、会議規則第14条により提出する。 昭和52年6月22日提出 提出者 いわき市議会議員 蒲生伸吾 賛成者 いわき市議会議員 渡辺多重 〃 久田 正 〃 間宮俊彦 〃 矢吹 康 〃 四家啓助 〃 小林周喜 〃 佐久間昭 〃 鈴木勝夫 〃 鈴木正平 〃 安藤正則 〃 佐川吉平 〃 伊東達也 「超過米」の全量買い上げについての意見書 昭和52年度産米の事前売り渡し申し込み限度数量が内示されましたが、農家の売り渡し希望限度数量がこれを大幅に上回り、多量の「超過米」の出る可能性が生まれています。 すなわち、いわき市に示された事前売り渡し申し込み限度数量が34万 2,316俵なのに対し農家の売り渡し希望数量が2万 2,000俵も上回っています。超過米となれば1俵で三千数百円もの損失となり、これでは昨年の冷害に引き続き農家にとっては大きな打撃になってしまいます。 この難関を打開するため、次の事項について善処されるよう強く要望します。 記 1 食管制度の本旨に反する買い入れ制限を撤廃し、農家の売り渡し希望数量全量を買い上げられたい。その際、「超過米」ということで、価格検査等で差別的な取り扱いをしないこと。 2 米の消費と備蓄を拡大するため、希望に基づく学校給食の米飯化や国の責任による米の備蓄の大幅拡大など積極的な対策をとられたい。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。 昭和52年6月22日内閣総理大臣 福田赳夫 殿農林大臣 鈴木善幸 殿 いわき市議会議長 橋本勲
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△白土和男君提案税明
○議長(橋本勲君) 提出者より提案理由の説明を求めます。21番白土和男君。
◆21番(白土和男君) 〔登壇〕市民クラブの白土和男であります。意見書案第1号学校災害補償制度の確立に関する意見書の提出について、朗読をもって提案いたします。 最近、学校教育での児童・生徒の事故が増加しています。ところが、現行学校安全会法ではその補償がきわめて不十分なため、保護者による損害賠償訴訟に発展するケースもあり、学校・父母間の相互不信感を生んだり、現場の教育活動が消極的になる要因ともなっています。 したがって、被災児童・生徒の万全の救済と教職員の不測の事故の責任問題が解決されるなら、現場教職員と児童の教育活動は伸び伸びしたものになります。そのため現行災害共済給付制度を抜本的に改め、無過失責任主義に基づく補償、被災者の救済に十分な補償額、必要経費の保護者負担をなくすなどを盛り込んだ適切な措置をとられるよう強く要望します。 以上でございます。各位の御賛同を賜りたいと存じます。ありがとうございました。
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△蒲生伸吾君提案説明
○議長(橋本勲君) 20番蒲生伸吾君。
◆20番(蒲生伸吾君) 〔登壇〕社会党の蒲生であります。意見書案第2号超過米の全量買い上げについての意見書案を、朗読によって提案理由にかえたいと思います。 昭和52年度産米の事前売り渡し申し込み限度数量が内示されましたが、農家の売り渡し希望限度数量がこれを大幅に上回り、多量の超過米の出る可能性が生まれています。 すなわち、いわき市に示された事前売り渡し申し込み限度数量が34万 2,316俵なのに対し、農家の売り渡し希望数量が2万 2,000俵も上回っています。超過米となれば1俵で三千数百円もの損失となり、これでは昨年の冷害に引き続き農家によっては大きな打撃になってしまいます。 この難関を打開するため、次の事項について善処されるよう強く要望します。 1 食管制度の本旨に反する買い入れ制度を撤廃し、農家の売り渡し希望数量全量を買い上げられたい。その際、「超過米」ということで価格、検査等で差別的な取り扱いをしないこと。 2 米の消費と備蓄を拡大するため、希望に基づく学校給食の米飯化や国の責任による米の備蓄の大幅拡大など積極的な対策をとられたい。 以上、地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出します。満場の各位の御賛同を心からお願いして提案理由の説明にかえさせていただきます。
○議長(橋本勲君) 以上で提案説明は終了いたしました。
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△採決
○議長(橋本勲君) お諮りいたします。ただいま上程の2案を直ちに採決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本勲君) 御異議なしと認め、そのように取り計らいます。 お諮りいたします。意見書案第1号及び意見書案第2号については、原案のとおり決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本勲君) 御異議なしと認めます。よって、意見書案2件については原案のとおり可決されました。 なお、ただいま議決されました意見書に対する字句の整理、その他処理については議長に委任されたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(橋本勲君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
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△閉会
○議長(橋本勲君) 以上で本日の日程は全部終了いたし、今期議会に提出された案件は全部議了いたしました。よって、これをもちまして6月定例会を閉会いたします。 午前10時55分 閉会 -------------地方自治法第 123条第2項の規定によりここに署名する。 昭和52年 6月22日 いわき市議会議長 橋本 勲 〃 副議長 合津義雄 〃 議員 斉藤誓之助 〃 議員 星 昭光...